ホームセンターやカー用品店には、カーエアコン向けの洗浄スプレーが数多く販売されています。 価格は数百円〜数千円。一方、プロによる施工は29,800円〜。 この価格差には、何が含まれているのでしょうか。
市販スプレーの仕組みと限界
市販のエアコン洗浄スプレーは、エアコン吹き出し口や吸気口から 泡や霧状の薬剤を噴射するものが主流です。 薬剤が気流に乗ってエバポレーター表面に到達し、 カビ・雑菌を一定程度抑制する効果はあります。
ただし、エバポレーターのフィンは密集した立体構造で、 スプレーから噴射された薬剤が内部の奥まで均一に届くことは困難です。 また、「洗い流す」機能がないため、死滅したカビの残骸が エバポレーター内部に堆積し続けます。
高圧水洗浄との本質的な差
- 物理的除去:高圧水は薬剤と異なり、汚れを「溶かす」のではなく「洗い流す」。フィン奥の有機物まで除去できる。
- 大量の水:トライeウォッシュでは大量の清水でエバポレーター全体を洗浄・すすぎ。薬剤の残留がない。
- 計測による確認:施工前後の風速・温度・圧力を計測し、効果を数値で確認。
- 廃液の回収:洗浄後の汚水を回収し適切に処理。車内への流出を防ぐ。
使い分けの目安:市販スプレーは「軽度のニオイの予防・維持管理」として有効です。
しかし、すでに強いニオイがある・長期間未洗浄・アレルギーが心配な場合は、
プロによる物理洗浄が必要です。
私たちは市販スプレーを否定するわけではありません。 ただ、「スプレーで済む問題」と「プロが必要な問題」を 正確に判断していただきたいと思っています。